9 地域福祉

目的 お互いを認め合い、つながり、支え合うことで、
誰もが安心して、共に生きることができるまちをつくる。

現状と課題

◆かつては、地域の相互扶助や家族同士の助け合いにより、人々の暮らしが支えられてきたが、少子高齢化や家族構成の変化、ライフスタイルの多様化などにより、人のつながりや地域社会への帰属意識が希薄化し、地域で支え合う力が弱まっている。
◆老老介護やひきこもりなど地域における生活・福祉課題は極めて多様化・複雑化しており、これらの課題への適切な対応が求められているが、既存の公的支援だけでは、多様化・複雑化する生活・福祉課題に対応することができなくなっている。そのような中、公的支援のあり方も「縦割り」から「丸ごと」へ転換する必要が生じている。
◆国においては、制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域を共につくっていく「地域共生社会」の実現が進められている。
◆地域共生社会実現のために、社会福祉法が改正され、地域福祉計画が高齢者、障害者、児童の各分野における共通的な事項を横断的に記載する、いわゆる「上位計画」として位置付けられた。
◆よりきめ細やかな公的支援を行うとともに、誰もが住み慣れた地域で生活し続けられるよう、地域を構成する市民一人ひとりを始め団体・組織などが、「他人事」ではなく、「我が事」として主体的に関わり、お互いに認め合い、つながり、支え合いながら、生活・福祉課題を解決する仕組みづくり、すなわち「地域福祉」を推進していく必要がある。
◆担い手の高齢化や固定化による人材不足を解消するため、地域住民の福祉意識の醸成や地域住民が交流できる場の整備、地域の支援ネットワークの構築等を進めていく必要がある。
◆地域における生活・福祉課題が多様化・複雑化し、相談体制が整備されていくに伴い、生活困窮者が把握され、行政制度の狭間にある問題や複合的な問題が顕在化してきていることから、地域に密着した相談窓口体制やエリア・分野を横断した総合的な相談支援体制の充実を図る必要がある。
◆地域で様々なケースが発生する中、地域住民だけの取組や専門機関だけの支援では解決困難なケースがあることから、個別の問題を地域において解決する仕組みや、行政が地域の問題を取り上げて解決する重層的な仕組みのほか、地域内や地域同士の横のつながり、自治会域から全市までの縦のつながりを構築する必要がある。

市の取り組み内容

①地域福祉を推進する基盤づくり
②相談・支援体制づくり
③地域福祉の推進を支えるための仕組み・環境づくり

政策分野に関連する市民活動

団体名 活動内容

特定非営利活動法人 ムラのミライ

■Ⅱ6 子供・子育て支援/■Ⅲ9 地域福祉
(特非)a liitleと協働で「西宮で広げる、地域で助け合う子育ての輪」プロジェクトを実施しています。
(プロジェクト概要)
http://muranomirai.org/projectsummary_kosodatenowa/
■Ⅳ21 大学連携/■Ⅳ23 農業・食の流通
教育機関への講師派遣を実施しています。 農業・自然資源管理に関する海外プロジェクトや国内研修を実施しています。 (実績)
http://muranomirai.org/activity_rural/
■Ⅵ33 住民自治・地域行政
コミュ二ティファシリテーターの育成・派遣を行っています。 (概要)
http://muranomirai.org/consulting/

特定非営利活動法人 one village one earth

■Ⅲ-9地域福祉
多文化共生社会の実現に向け、他分野の方から話を聞く講座や交流イベントを開催
■Ⅲ-11障害者福祉
地域活動支援センター地球屋本舗の運営
■Ⅲ-16共生
多文化共生社会の実現に向け、他分野の方から話を聞く講座や交流イベントを開催

特定非営利活動法人 にしのみや次世代育成支援協会

Ⅱ6 子供・子育て支援 Ⅱ7 学校教育 Ⅱ8 青少年育成 当てはまる活動:お茶の間「ぷちだがしやさん」 のうばーず食堂 野外体験あそび Ⅲ9 地域福祉 Ⅲ10 高齢者福祉 Ⅲ11 障害者福祉 Ⅲ16 共生 当てはまる活動:お茶の間「ぷちだがしやさん」 Ⅳ21 大学連携 当てはまる活動:お茶の間「ぷちだがしやさん」 のうばーず食堂 Ⅵ33 住民自治・地域行政 当てはまる活動:お茶の間「ぷちだがしやさん」

特定非営利活動法人 SFC

Ⅲ9 地域福祉 会話の中から心理モデルを構築し、自己実現の一部を補助。

特定非営利活動法人 兵庫介助犬協会