4 市街地

目的 都市機能の充実とともに、土地利用の状況や自然環境、歴史、まちなみなど、地域の特性を生かした良好で魅力ある市街地を形成する。

現状と課題

◆本市の都市核である阪急西宮北口駅周辺及び阪神西宮駅・JR西宮駅周辺においては、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るために、市街地再開発事業等による整備が行われてきた。中でも、阪急西宮北口駅周辺は、商業・業務(オフィス)、教育・文化機能の集まる拠点となっている。
◆今後、更に魅力的な都市核を形成するために、阪急西宮北口駅周辺及び阪神西宮駅・JR西宮駅周辺の都市機能や交通ターミナル(発着+乗換え・乗り継ぎ)機能をより一層充実させることが必要である。
◆南部地域は、既成市街地を中心に戦前の耕地整理事業や戦後の戦災復興土地区画整理事業などにより市街地整備がおおむね完了しており、その後の阪神・淡路大震災により大きな被害を受けた地域でも、面的な復興事業が完了し良好な都市空間が形成されている。
◆北部地域は、六甲山系から北摂山系に広がる豊かな自然に恵まれた地域であり、大阪・神戸への通勤圏としてニュータウンが整備され、「地区計画」等により良好な住宅地が保全されているが、今後の人口減少や高齢化等を踏まえた、市街地のあり方を検討する必要がある。
◆臨海地域は、埋立地を中心に産業の集積地として成熟するとともに、海洋性レクリエーションなどに対応したマリーナや海浜公園、親水護岸等が整備されているほか、甲子園浜や御前浜(香櫨園浜)には自然海浜が残されており、多くの人に親しまれている。また、兵庫県が実施する津波防災インフラ整備事業に併せて、西宮旧港周辺で道路や公園の整備を進めている。
◆道路や公園などの都市基盤施設が不足している地域では、これらの整備促進が必要である。

◆更なる超高齢・人口減少社会を見据え、適度に人口密度が維持された市街地を維持・形成するため、健全な土地利用のあり方や都市機能の適正な立地を誘導するための施策を検討していく必要がある。

この課題に取り組む市民活動団体

団体名 活動内容

 市民オンブズ西宮

特定非営利活動法人 兵庫県不動産コンサルティング協会